事例10 システム開発に対する追加報酬の支払い拒絶(ユーザー側)

IT企業・ネット通販などのインターネットに関する解決事例・実績

【事例10 システム開発に対する追加報酬の支払い拒絶(ユーザー側)】

【お悩み事項】
 会社用の事業処理システムの開発を依頼し、ようやく完成となった時点で、ベンダー側より追加報酬の請求書が届いた。
 ベンダー側は、追加報酬の請求の根拠として、契約当初の仕様と大幅な変更があり、工数が発生したためであると説明しているが、このような追加請求に応じなければならないのか、どうも腑に落ちない。
 
【こうやって解決しました!】
まず、仕様書があるのか確認したところ、存在しないとのことだったので、ベンダーを選定する経緯や契約締結前後の提案書の内容、要件定義の協議状況などを、1つずつ一緒に確認することからスタートしました。

この確認作業を経て、契約当時の仕様と、完成したシステムの仕様との相違点の有無・程度を比較する作業を行いました。

この結果、相違点はあるものの、果たして追加請求が当然に発生するものなのか疑問があること、そもそも契約当初の段階で提示した包括的な仕様内容に含まれるのではないかと反論しつつ、おそらくベンダー側も全額請求するつもりはないと予想されるので、落としどころを探る交渉を行ったほうが良いとアドバイスしました。

予想通り、ベンダー側も全額請求するつもりはなかったようだったので、一定程度の金額さえ支払ってくれればよいというスタンスであったことから、あっさりと話し合いで解決することができました。

 

ご相談メニュー

当事務所で対応させていただける、リーガルサービスメニューの一部をご紹介させていただきます。どんなに些細なご相談でも、お気軽にご相談ください。
  • 利用規約に関する相談メニュー
  • 契約書に関する相談メニュー
  • 債権回収に関する相談メニュー
  • フランチャイズに関する相談メニュー
  • ITに関する相談メニュー
  • 労務に関する相談メニュー
  • リスク管理・危機管理に関する相談メニュー
  • 事業承継・M&Aに関する相談メニュー
  • 顧問契約について

業種別の法務サービスメニュー

当事務所が契約をさせていただいている顧問先の業種は多岐に渡っており、日々様々な業種の法務問題に取り組んでおります。こちらに記載のない業種のご相談についても積極的にお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
  • IT企業(インターネット通販)
  • IT企業(WEB制作、システム・プログラム開発)
  • 医療・介護事業
  • 飲食
  • サービス
  • 製造