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システム開発取引で裁判沙汰、損害賠償請求を受けてしまう原因とは?
システム開発取引で裁判沙汰、損害賠償請求を受けてしまう原因とは?
【ご相談内容】
最近、ニュース等でもシステム開発の失敗に起因する訴訟の話をよく耳にするようになりました。システム開発業を営む当社としても、他人事ではなく、何らかの対策を講じていきたいと考えています。
そこで、どのような原因で裁判沙汰になってしまうのか、裁判となった場合、システム開発特有の注意すべき点があるのか等について教えてください。
【回答】
システム開発取引において、裁判沙汰になってしまう究極的な原因は“お金”といっても過言ではありません。すなわち、ユーザは使い物にならないシステムである以上、報酬の返還を含む損害賠…
2023.06.26
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2023年改正特定商取引法のポイント(契約書面等の電磁的提供)について解説
2023年改正特定商取引法のポイント(契約書面等の電磁的提供)について解説
【ご相談内容】
当社は、オンライン上で個別指導塾を展開しています。
契約手続きはもちろん、サービス提供も全てオンライン上で行うため、契約書面等の発行など非オンライン作業が煩わしかったのですが、2023年6月1日より、契約書面等を電磁的方法により交付することが可能になったと聞き及びました。
契約書面等の電子化(電磁的方法による提供)の概要について、教えてください。
【回答】
2023年6月1日より改正特定商取引法が施行され、契約書面等の電子化及び電磁的方法による提供が可能となりました。
ただ、今般の改正法は…
2023.06.19
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準委任契約(業務委託契約)とは何か? 契約書作成時の注意点と共に解説
準委任契約(業務委託契約)とは何か? 契約書作成時の注意点と共に解説
IT事業者が最も利用する契約形態は「業務委託契約」ではないでしょうか。
ただ、実はこの「業務委託契約」は法的には非常に厄介な契約です。
例えば、その契約の法的性質は「請負」or「準委任」なのか…この違いが、印紙税の課税、成果物の瑕疵対応、契約終了時の報酬精算といった、実務上重大なリスクに直結します。
特に、
・システム開発の上流工程(要件定義や設計)を担う事業者
・システム保守・運用など長期支援を行う事業者
・サイト運用代行を行うWEB制作事業者
・PM支援を担うITコンサルティング会社
などの皆様にとって…
2023.06.12
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景品表示法に定める有利誤認表示とは何か? 具体例や考え方について解説
景品表示法に定める有利誤認表示とは何か? 具体例や考え方について解説
【ご相談内容】
商品の販売に際し、過去の販売価格と比較して現在の方が安価である旨の広告を行っていたのですが、この広告表示につき、二重価格表示になるので違法ではないかという問い合わせを受けました。
そこで、インターネットで調べたところ、有利誤認表示が問題となることが分かったのですが、二重価格表示が当然に有利誤認表示に該当し違法となるのか正直判断が付きません。
そこで、有利誤認表示とは何か、その具体例や判断基準、違反しないための予防策などについて教えてください。
【回答】
まず、二重価格表示と有利誤認表示との関係です…
2023.06.05
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利用規約が効力を持たない場合とは? 定型約款規制(不当条項規制)について解説
利用規約が効力を持たない場合とは? 定型約款規制(不当条項規制)について解説
【ご相談内容】
当社は、新たに展開するサービスに用いる利用規約を作成しています。
2020年4月1日施行の改正民法に設けられた「定型約款」を意識しながら作成しているのですが、利用規約に定めても効力を持たないとされる不当条項とは、どういったものを指すのでしょうか。
そもそも利用規約、約款、契約書の相違も分からないので、根本的なところから教えてください。
【回答】
利用規約、約款、契約書ですが、法的効果論の視点で説明すると相違はなく、いずれも当事者間の合意内容であり、そこに定められた内容は法的拘束力を有するこ…
2023.05.29
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景品表示法に定める優良誤認表示とは何か? 具体例や考え方について解説
景品表示法に定める優良誤認表示とは何か? 具体例や考え方について解説
【ご相談内容】
同業他社が、景品表示法に定める優良誤認表示違反の疑義があるとして、消費者庁の調査を受けているという情報に接しました。当社としても他人事と思えませんので、これを機に景品表示法に関する見識を深めていきたいと考えています。
そこで、優良誤認表示とは何か、その具体例や判断基準、違反しないための予防策などについて教えてください。
【回答】
優良誤認表示については、景品表示法第5条第1号で定義されていますが、例えば、カシミヤ混用率が80%程度のセーターに「カシミヤ100%」と表示した場合とか、「この技術を用いた…
2023.05.22
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ソフトウェア使用許諾(ライセンス)契約書作成のポイントについて解説
ソフトウェア使用許諾(ライセンス)契約書作成のポイントについて解説
ソフトウェアの開発や提供に携わる企業にとって、使用許諾(ライセンス)契約書の作成は、知的財産の保護や法的リスクの回避において極めて重要です。
本記事では、ソフトウェア使用許諾(ライセンス)契約書の基本的な構成や注意点、作成時のポイントについて、弁護士の視点から詳しく解説しています。
契約書の作成や見直しを検討している方にとって、実務に直結する有益な情報が得られる内容となっています。法的トラブルを未然に防ぎ、安心してビジネスを展開するためにも、ぜひご一読ください。
なお、本記事では契約書を作成することが多いサービス提供者…
2023.05.15
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Web制作(更新)、保守運用、広告運用代行に関連する契約書作成のポイントを解説
Web制作(更新)、保守運用、広告運用代行に関連する契約書作成のポイントを解説
【ご相談内容】
以前にWEBサイトを制作し公開しているのですが、制作後全く手をつけず放置していたところ、社長より、もっとWEBサイトを活用した施策を講じるべきであるとの指示が出ました。
そこで、WEBサイトを更新(刷新)することを前提に、様々な機能をWEB上に実装することに伴う保守業務、及びWEBサイトへの誘導を行うインターネット広告を実施することになりました。
これらの業務につき外部委託するところ、外注先より契約書のドラフト案が提示されました。契約内容につき、どのような点に注意すればよいのか教えてください…
2023.05.01
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景品表示法違反となる「おとり広告」とは?そのポイントを解説
景品表示法違反となる「おとり広告」とは?そのポイントを解説
【ご相談内容】
当社はネット通販を主力事業としていますが、今後は実店舗販売も手掛ける方針であるところ、今般、駅前の人通りの多い立地に旗艦店を立ち上げることになりました。
そこで、多くの顧客に来店してもらい、ついで買いを促すべく、ネット通販では入手できないプレミアム品の販売を計画しています。ただ、このプレミアム品を購入できる対象者は、既にネット通販利用者(会員)のみとする予定です。
プレミアム商品が購入できることを強調したチラシ案を作成したところ、印刷会社より、「プレミアム品の購入条件や数量について記載せず、単に強調するだけの広…
2023.04.24
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景表法における課徴金制度とは?予防策から対処法までそのポイントを解説
景表法における課徴金制度とは?予防策から対処法までそのポイントを解説
【ご相談内容】
当社はメーカーより商品を仕入れ、消費者に販売する小売業です。
これまではメーカーより提供されるパンフレット等を参考に宣伝広告を行ってきたのですが、今般メーカーより、パンフレット記載内容に誤りがあったので至急修正するよう通知がありました。
商品の品質の根幹を揺るがしかねない修正内容であり、優良誤認表示と判断されるおそれもあることから、早急に対策を講じたいと考えています。課徴金納付命令は何としてでも避けたいのですが、何か対策はあるでしょうか。
【回答】
あまり頻繁に報道されることは無いのですが、消費者…
2023.04.17
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