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合意書とは?契約書、同意書等との違いや作成の際のチェック事項について弁護士が解説
合意書とは?契約書、同意書等との違いや作成の際のチェック事項について弁護士が解説 【ご相談内容】 当社は委託者よりシステム制作を受託し、現在制作作業を進めているところ、委託者より追加業務の要望が発生しました。 現在締結済みの契約書に定める業務とは異なる追加業務であることから、別途書面を作成しようと考えています。 この場合、契約書、合意書、覚書などのタイトルが付された文書のうち、どれを選択すればよいのでしょうか。また、作成に当たって注意点などがあれば教えてください。 【回答】 別途書面を作成するにあたり、そのタイトルに「契約書」、「合意書」、「覚書」のいずれを選択しても問題ありません… 2024.02.26 続きを見る »
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IT業界で注意したい偽装請負問題について
IT業界で注意したい偽装請負問題について 【ご相談内容】 現在、大規模なシステム開発プロジェクトにおける数次下請の一受託事業者として参画しているのですが、このプロジェクトにおける作業の進め方が偽装請負ではないかとの指摘を受けたようで、委託者と一次受託者等が労働基準監督署の調査を受けているそうです。 おそらく近いうちに当社への調査も行われると思うのですが、そもそも偽装請負とは何なのでしょうか。また、偽装請負を防止するためのポイントがあれば教えてください。 【回答】 IT業界の場合、通常の業務対応を行っていると認識していても、実は偽装請負に該当する…といったことが頻繁に起こります。 偽… 2023.11.27 続きを見る »
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メタバースをビジネス・事業で活用する上で知っておくべき著作権の問題
メタバースをビジネス・事業で活用する上で知っておくべき著作権の問題 【ご相談内容】 当社では、メタバース内で事業活動の宣伝広告やバーチャル店舗の設置を検討しています。 できる限り現実の世界を忠実に再現し、利用客にリアルに近い体験をしてもらおうと考えているのですが、どういった法律上の問題を考えておけばよいのか教えてください。 【回答】 2000年代に一時的に流行した「Second Life」の再来かのように、近時メタバースが注目を集めています。とはいえ、今後どこまでメタバースを含むデジタル空間内の経済活動が活発化するのかは未知数であり、ビジネス上のリスクは避けて通れないのが実情です。ま… 2023.11.20 続きを見る »
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検収完了後にシステム不具合が発覚した場合のベンダの責任、ユーザの対処法について
検収完了後にシステム不具合が発覚した場合のベンダの責任、ユーザの対処法について 【ご相談内容】 外部業者にシステム開発を依頼し、納品が行われ、テスト運用したところ、特に問題が無かったので検収合格通知書を当該業者に発行しました。 ところが、検収合格通知書発行後、システムが時々フリーズし入力ができなくなったり、画面遷移が異常に遅延したりする等の不具合が発生するようになりました。 これらの不具合の原因調査と修正を当該業者に要請しているのですが、当該業者は「検収に合格した以上、責任は無い」として、一切要請に応じてくれま 何か対処法はないでしょうか。 【回答】 本件については、外部業者… 2023.10.30 続きを見る »
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利用規約・約款に免責規定・免責条項を定める場合の注意点
利用規約・約款に免責規定・免責条項を定める場合の注意点 【ご相談内容】 当社は、AIを用いた新たなWEBサービスの開発を進めています。ただ、AIが完全無欠とは言い難いため、色々とトラブルが発生することも想定されます。 そこで、できる限りのリスクヘッジを行うべく、利用規約内に免責規定・免責条項を定めようと考えています。 免責規定・免責条項に対する法的規制の有無、内容等について教えてください。 【回答】 どのような顧客属性を想定してWEBサービスを展開しようとしているのかにより、法的規制の有無や内容が変わってきます。 すなわち、事業者のみを顧客として想定し、かつ事業者でなければ利用不… 2023.10.23 続きを見る »
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データ提供契約(ライセンス型)作成に際してのポイントを解説
データ提供契約(ライセンス型)作成に際してのポイントを解説 【ご相談内容】 当社はオーダーメイドでの機械製作を行っているところ、これまで発注者より受けた要望やクレーム等を整理し、改善策を紐づけた上で統計化した顧客動向のデータを保有し、活用しています。 今般、工作機械を専門的に取り扱っている商社より、このデータを分析し今後の営業戦略に役立てたいので、データを提供して欲しいとの要請を受けました。 当社では、データを提供する取引など行ったことがないため、どのような契約書が必要となるのか見当がつきません。 データを提供するに際して必要となる契約書の作成ポイント・留意点を教えてください。 【… 2023.10.16 続きを見る »
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画面表示(UI)は著作権その他法律の保護対象になるのか?
画面表示(UI)は著作権その他法律の保護対象になるのか? 【ご相談内容】 当社は、ビジネスソフトからゲームまで幅広くソフトウェアを制作する会社です。 最近、当社が開発したソフトウェアの画面表示(UI)と類似するソフトウェアが世の中に出回っており、何らかの対策を講じたいと考えていま 法的な対策としてどのようなことが考えられるのでしょうか。 【回答】 画面に表示される内容(画像)を表現方法の1つであると捉えた場合、著作権法に基づき対策を講じることができないか検討することになります。ただ、ビジネスソフトの場合やスマートフォン等の小さな画面を前提にしたソフトウェアの場合、画面上で表現できる… 2023.10.02 続きを見る »
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システム保守契約・運用契約書作成に際し、特に意識したい条項について解説
システム保守契約・運用契約書作成に際し、特に意識したい条項について解説 システム保守契約書及びシステム運用契約書は、システムが稼働することで成り立っている業務の継続性や、万一システムに不具合が発生した場合の復旧対応に直結する、非常に重要な法的枠組みです。しかしながら、その内容には専門的な検討が求められるポイントが多く、ひな形の流用だけでは不十分なケースも少なくありません。 以下の記事では、システム保守契約書及びシステム運用契約書を作成する際に特に注意すべき実務上の論点や、トラブル予防の観点から見た条項設計のポイントについて、弁護士の視点から詳しく解説します。 システム保守契約書及びシステ… 2023.09.19 続きを見る »
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クラウドサービス提供事業者へ個人情報を提供する際の留意点
クラウドサービス提供事業者へ個人情報を提供する際の留意点 【ご相談内容】 当社は、クラウドサービスを利用して顧客のデータベースを構築しています。 今般、某顧客より「私の了解を得ないで、個人情報をクラウドサービス提供事業者に提供することは問題ではないか」という問い合わせを受けました。 このような問い合わせを受けることは初めてであり、どのように回答すればよいのか苦慮しています。 クラウドサービス提供事業者へ個人情報を提供する場合の注意点などについて、教えてください。 【回答】 クラウドサービス提供事業者に個人データを提供していると評価される場合、某顧客が指摘する通り、事前に本人(顧客… 2023.09.11 続きを見る »
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令和5年改正不正競争防止法のポイントを解説
令和5年改正不正競争防止法のポイントを解説 【ご相談内容】 令和5年(2023年)6月に不正競争防止法が改正されたと聞き及びました。 新たなビジネス領域として注目されているメタバース等に関するもの、営業秘密侵害に対する権利主張の容易化に関するもの等が含まれているとのことで、当社としても注目しています。 令和5年改正不正競争防止法のポイントを教えてください。 【回答】 経済産業省のWEB上では、令和5年改正不正競争防止法の概要について、次のように記載しています。 ①デジタル空間における模倣行為の防止 商品形態の模倣行為について、デジタル空間における他人の商品形態を… 2023.09.04 続きを見る »