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クラウド/SaaSを使う企業のためのソフトウェアライセンス契約ガイド~ライセンシーが押さえたい10のチェックポイント
クラウド型ソフトウェアサービス(いわゆるSaaS)を導入する場面では、「機能」と「料金」ばかりに目が行きがちです。ところが、申込ボタンを押す前にきちんと契約内容を確認しなかったために、「想定していない条項に縛られていた」「データを簡単には持ち出せなかった」「解約したいのに思うようにやめられなかった」といった相談が後を絶ちません。
クラウド型ソフトウェアサービスの契約は、1通の契約書だけで完結するものではなく、オンラインの利用規約、SLA(サービスレベル合意)、プライバシーポリシー、マニュアルや仕様書など、複数の文書が組み合わさって「契約の中身」を形づくっています。そのため、「どの文書が契約と…
2025.12.25
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システム開発の再委託は可能なのか?リスクを最小化するためのポイントを解説
システム開発において「再委託」は可能か
再委託の可否は、システム開発取引契約の法的性質によって相違が生じます。
(1)請負契約の場合(成果物の完成が目的)
請負契約の場合、民法は再委託を禁止していません。システム開発取引における請負契約とは、例えば、新規システムの受託開発や特定機能(追加モジュール、画面、APIなど)の追加開発などです。
再委託が可能なのは、請負契約は「仕事の完成」を約する契約であり、完成さえすれば誰が作業したかは法律上問題にならないからです。
但し、再委託した場合、次の点に注意を要します。
①再委託を実施したことで、受託者(再委託元)が現実に作業を実施しない場合で…
2025.12.25
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ASP契約チェックポイント総まとめ~ダウンロード型ライセンスとの違いから分かる落とし穴と対策
インターネットを介したソフトウェアの利用形態と契約内容の異同
「インターネットを使ってソフトウェアを利用する」と聞くと、どれも同じように見えるかもしれません。しかし、契約書の内容は、見た目が似ていても大きく分かれます。なぜなら、インターネットを介していても、利用の仕組みが異なれば、起こりやすいトラブルと、事前に決めておくべきルールが変わるからです。
たとえば、ソフトウェアをパソコンにダウンロードして使う形があります。
この場合、ソフトウェアそのものは利用者の側で動きます。提供する側が関わるのは、利用を許す範囲を決めたり、更新を配布したりする場面が中心になります。
一方で、利用者が操作…
2025.12.25
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「完成していないから払わない」と言われたら? システムベンダのための完成・検収トラブル徹底解説
なぜ「完成トラブル」がベンダを苦しめるのか
例えば、次のような場面でお困りになったことはないでしょうか。
・仕様どおりに作ったつもりだが「思っていたのと違う」と言われ検収してもらえない
・App Store の審査が通らず「公開できていないから支払わない」と言われている
・要件が増え続け、いつまでも「完成」と言ってもらえない
システム開発の現場では、「システムが完成したかどうか」という点をめぐる対立が後を絶ちません。ベンダとしては仕様どおりに作ったつもりでも、ユーザ(注文者)から「思っていたものと違う」「まだ使えるレベルではない」と言われ、検収が行われず報酬の支払いも進まないことが…
2025.12.11
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AIが作った契約書はどこまで使える?上手な付き合い方を弁護士が解説
AIで作った契約書を「使っていいのか」という不安
最近は、ChatGPTのような対話型AIや、契約書作成に特化したサービスに条件を入力するだけで、それらしい契約書案が数分で出力されるようになりました。紙のひな型を一から打ち込む必要もなく、条文の形式も整っていることが多いため、「これで十分ではないか」という声もよく聞かれます。しかし一方で、「本当にこのまま使ってよいのか」「あとで問題にならないか」という不安の声もあったりします。
この不安の声ですが、次のような問題が混在しています。
・AIが作成した契約書でも、普通の契約書と同じように効力があるのか
・AIが書いた内容を自分が細かく理解で…
2025.12.04
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システム開発のRFP実務~作成の要点、誤解、紛争予防のコツ
RFPとは
RFP(Request for Proposal/提案依頼書)とは、発注者が「こういう成果を得たい」、「この条件で提案してほしい」と伝えるための文書です。
複数の候補先(ベンダ)から提案と見積もりを集め、内容を比べて選ぶために使います。
あらかじめ目的や評価の基準を書いておくことで、誤解を減らし、選定の過程をわかりやすくできます。
(1)RFPを使う主な場面
次のような場面でRFPがよく使われます。
・新しいシステムやサービスの導入を外部に依頼したいときに、複数社の提案を公正に比べたいとき。
・既存システムの入れ替えや機能追加を行うときに、条件を整理…
2025.11.06
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SESの引き抜きは違法なのか?トラブル予防策を企業側の弁護士が解説
なぜSES業界で引き抜きが横行しているのか
様々な理由が考えられますが、現場実務を見ている執筆者が感じるのは、大まかに次の5つの理由に集約されます。
①属人化が進みやすく、「その人ごと」確保するのが最短だから
長期常駐で業務知識・暗黙知・社内関係が個人に溜まりやすく、引継ぎや採用育成よりも当該人材を迎え入れる方が即効性・確実性が高いと判断されやすいという意味です。
②多重下請けのマージン構造が、直接確保(中抜き)の動機を強めるから
上位や発注側は中間コスト・調整コストを省けるため、優秀な現場人材を自社枠に取り込みたくなるという意味です。
③契約更新サイクルが短く、乗り換えの節目が頻…
2025.11.06
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システム開発トラブルを減らす実務ガイド(ベンダ等開発事業者向け)
本記事は、システム開発の現場で起こりがちな「あるある」トラブルを、ベンダや開発PMでもすぐに使える形で整理した実務ガイドです。
各テーマは、まず具体例で状況を描き、続いて弁護士の視点から「解決策(今すぐやるべきこと)」と次回から揉めないための「再発防止策」を解説しています。
検収が終わらない修正の連鎖、納期遅延と一方的な減額、見切り着手での報酬回収、保守範囲の線引き、データ復旧や第三者への引継ぎなど、現場で直面しやすい論点を網羅しています。
現場対応に際しての一助にしてください。
契約交渉中(契約前)
(1)見切り着手・契約未了のままスタート
発注者が希望する納期に…
2025.10.30
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その指示アウトかも? アジャイル開発と偽装請負の関係を徹底解説
アジャイル開発とは?
アジャイル開発は、「小さく作って試す→学び→直す」を短いサイクルで繰り返し、途中の変更も前提にしながら成果を積み上げる開発の進め方です。代表例として「スクラム」があり、短い期間(スプリント)ごとに動くものを見せて合意し、優先順位を入れ替えながら前に進みます。
アジャイル開発の特徴は、固定仕様を前提とせず、発注側による素早い意思決定を行う体制が重要となります。このため、発注側で「プロダクトオーナー(PO)」を置き、機能の優先順位づけや受入れ判断を行う必要があります。
アジャイル開発で進める場合、発注側は、受託側に任せておけばシステム開発は進む(完成する)という意識を捨…
2025.10.14
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AI開発・利活用に関する法務対応
AI開発・利活用に関する法務対応
AI開発、利活用に関する法務対応業務を弁護士に依頼すべき理由(メリット)
AI技術が加速的に進んでいる昨今において、AI開発及び利活用は今後のビジネスを遂行する上で必須のものになると予想されています。
一方、急激なAI技術の普及のため、法制度が追いついておらず、AIの開発及び利活用を巡る法務課題は、既存の法律の組み合わせ又は解釈論によって、その場しのぎ的に対処しているのが実情です。この結果、違法・適法の判断が難しく、グレーゾーンの中でAI開発及び利活用ビジネスを取り組まざるを得ないところがあります。
このような状況下で、少しでもリスクを減らそうとするの…
2025.08.04
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