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AI開発・利活用に関する法務対応
AI開発・利活用に関する法務対応 AI開発、利活用に関する法務対応業務を弁護士に依頼すべき理由(メリット) AI技術が加速的に進んでいる昨今において、AI開発及び利活用は今後のビジネスを遂行する上で必須のものになると予想されています。 一方、急激なAI技術の普及のため、法制度が追いついておらず、AIの開発及び利活用を巡る法務課題は、既存の法律の組み合わせ又は解釈論によって、その場しのぎ的に対処しているのが実情です。この結果、違法・適法の判断が難しく、グレーゾーンの中でAI開発及び利活用ビジネスを取り組まざるを得ないところがあります。 このような状況下で、少しでもリスクを減らそうとするの… 2025.08.04 続きを見る »
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その「免責条項」は本当に意味があるのか?契約リスクを左右する責任条項の考え方
その「免責条項」は本当に意味があるのか?契約リスクを左右する責任条項の考え方 現代のビジネス契約において、「免責条項」はごく当たり前のように使われています。 取引先が作った契約書にも、自社のサービス利用規約にも、こんな文言があるはずです。 「当社は一切の責任を負いません」 「損害賠償は●●円を上限とします」 「バグやトラブルが起きても補償はできません」 しかし、実は、法律の観点から見ると無効になる免責条項や、実質的に意味をなさない条項も少なくありません。 免責条項は、リスクヘッジ策として非常に強力なツールですが、書き方や使い方を誤ると、かえってトラブルの火種になることもあります。… 2025.07.24 続きを見る »
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そのSLA、本当に機能していますか? 弁護士が教えるSLAの法的リスクと設計の勘所
そのSLA、本当に機能していますか? 弁護士が教えるSLAの法的リスクと設計の勘所 クラウド、SaaS、AIサービスがビジネスの中核にある今、 「障害が起きたとき、サービス提供者はどこまで責任を負うのか」 「SLAがあるけど、いざというとき役に立つのか」 …そんな不安を抱えたことはありませんか? SLA(サービスレベルアグリーメント)は、単なるサービス説明書ではありません。 契約書に添付される文書である以上、サービス提供者の損害賠償責任や信頼を左右する法的拘束力のある文書になります。 特に近年、AIを活用したソフトウェアや生成系サービスにおいては、「SLAが現実と噛み合っていない… 2025.07.10 続きを見る »
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契約書は誰が作成すべきか? 作成側・受領側が押さえたいポイントを弁護士が徹底解説!
契約書は誰が作成すべきか? 作成側・受領側が押さえたいポイントを弁護士が徹底解説! 契約書をどちらの当事者が作成するか。 一見シンプルなこの問いには、実は明確なルールが存在しません。 「雛形をもらったから」、「相手が先に送ってきたから」といった受け身の対応を続けていると、自社にとって重大なリスクを見落としてしまう可能性があります。 本記事では、契約書作成に関する実務慣行、法的な整理、そして一方当事者が契約書を作成・提示する際に押さえるべき視点を、わかりやすく解説します。 さらに、契約書を受け取った側が見落としがちなチェックポイントや、弁護士に依頼することで得られる具体的なメリットにつ… 2025.07.10 続きを見る »
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偽装請負に該当するとどうなる? 契約形態・運用・制裁・是正策を弁護士が徹底解説
偽装請負に該当するとどうなる? 契約形態・運用・制裁・是正策を弁護士が徹底解説 1.はじめに 契約書に受託者が独立かつ裁量で業務遂行可能と定めていても、現場での運用が「指揮命令型」になっていれば、偽装請負に該当し、違法行為として処分を受けることになります。特にIT業界では、エンジニアの常駐や多重下請構造の中で、知らぬ間に偽装請負の状態に陥っている企業も少なくありません。 この記事では、偽装請負の定義や典型事例、発覚時の法的制裁、適正な契約と運用の在り方、さらには弁護士による是正支援の内容まで、実務に即した視点で徹底的に解説しています。 「自社の契約が適法か不安」、「行政指導を受けた」、… 2025.06.26 続きを見る »
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IT取引の契約解消トラブル-無効・取消し・解除の実務対応
IT取引の契約解消トラブル-無効・取消し・解除の実務対応 はじめに IT取引では、契約の「無効」「取消し」「解除」を巡るトラブルが、取引の大小を問わず日常的に発生しています。 契約書にサインを交わした後でも、契約が有効でなくなる場合や、契約関係を途中で打ち切らざるを得ない場面は決して珍しくありません。 本記事では、IT業界で典型的に問題となるWEB制作、システム開発、SaaS、コンテンツ制作、SES取引などを題材に、契約の無効・取消し・解除が争点となる具体的な事例を解説しています。 さらに、委託者・受託者それぞれが紛争に巻き込まれないための予防策や、もし紛争になった際の実務的な対応方… 2025.06.13 続きを見る »
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契約交渉で“後悔しない”ために~契約交渉に弁護士を関与させるメリット
契約交渉で“後悔しない”ために~契約交渉に弁護士を関与させるメリット はじめに(契約交渉の必要性) 契約は、単に取引の内容を書面に残すだけの形式的な手続ではありません。むしろ、それぞれの企業がどのような立場で、どこまで責任を負い、どのような成果を目指すのかといった、ビジネスの本質的な部分を明確にし、将来的なトラブルを未然に防ぐための「設計図」のような役割を果たします。 この契約を取り交わすにあたって重要となるのが「契約交渉」です。 相手の提案をそのまま受け入れるのではなく、自社のビジネスモデルや業務フローにとって不都合がないかを見極め、必要に応じて条件を調整・修正していく作業こそが、契… 2025.06.13 続きを見る »
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契約書があっても防げない! IT企業に蔓延する“契約トラブル”の正体と対処法
契約書があっても防げない! IT企業に蔓延する“契約トラブル”の正体と対処法 1.はじめに IT業界は、他の業界と比較すると、「契約書は締結するべき」という意識が強い業界といえます。しかし、契約トラブルは、なぜか契約書を締結していても頻発しています。 本記事では、WEB制作、システム開発、アプリ提供、SESといった事業を中心に、IT企業が直面しやすい契約リスクの全貌と、実際に起きているトラブルのパターン、そして有効な対処法を、企業法務に強い弁護士が徹底的に解説します。 契約実務にありがちな落とし穴を見抜き、「もしもの時」の備えと、「いま」の契約の見直しに役立つ知見をお届けします。 事… 2025.05.30 続きを見る »
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「中途解約で泣き寝入りしない!」WEB制作の未払い報酬を回収する方法
「中途解約で泣き寝入りしない!」WEB制作の未払い報酬を回収する方法 【ご相談内容】 WEB制作作業を行っていたところ、突如ユーザより、「今回の話はなかったことにしてほしい」として、WEB制作の打ち切りを通告してきました。 中途解約はやむを得ないとして受け入れたものの、当社としては、これまでの作業に見合った報酬の支払いは受けたいと考えています。 ユーザとはどのように交渉を進めていけばよいでしょうか。 【回答】 ご相談内容を踏まえると、WEB制作に関する請負契約が成立していたものと考えられます。 また、現時点ではWEB制作事業者に何らかの契約違反があったとは考えにくいように思われま… 2025.03.19 続きを見る »
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利用規約とは?作成・リーガルチェックのポイントについて弁護士が解説
利用規約とは?作成・リーガルチェックのポイントについて弁護士が解説 【ご相談内容】 当社がインターネット上で提供することを予定している新サービスにつき、モニターを募集して実際に利用してもらい、サービスの改善に努めることを計画しています。 モニターより利用料を徴収するわけではありませんし、ベータ版であることを明示して利用してもらいますので、わざわざ利用規約を作成するまでも無いと考えているのですが、間違いでしょうか。 【回答】 事業者のサービスがベータ版である以上、バグや不具合が発生し上手く稼働しない場合もあることはユーザも認識しており、いちいち文句を言ってくることは無いと考えていたとし… 2025.02.27 続きを見る »