IT企業・インターネットビジネスの法律相談

リーガルブレスD法律事務所(大阪弁護士会所属)地下鉄本町駅より徒歩 1 分
06-4708-7988
営業時間:平日9:15〜18:00(土日応相談)

IT企業の弁護士選びが難しい理由~業態ごとに異なる法務課題と失敗しない選び方

目次

IT企業の弁護士選びが難しい理由

IT企業が弁護士を選ぶ場面では、「企業法務に対応しているか」「ITに強いとされているか」といった抽象的な基準だけでは、十分に判断できないことがあります。これは、IT企業法務が一様ではなく、事業の内容や運営の実情によって、問題となりやすい法的論点や求められる支援内容が大きく異なるためです。

本記事では、まず1.IT企業が他の事業者と比較して、なぜ弁護士の選任が難しくなるのかを解説し、2.以降でIT企業の事業内容によってさらに弁護士を選任するに際しての検討ポイントが異なることにつき整理を行います。

(1IT企業法務の多様性

IT企業といっても、その事業内容は様々です。受託開発、SESSaaS、プラットフォーム運営、マーケティング支援、データ活用支援などでは、契約の形、顧客との関係、収益の発生の仕方、問題が生じやすい場面が同じではありません。そのため、IT企業法務を一括りに整理することは難しく、弁護士選びにおいても、自社の事業内容に照らした検討が必要になります。

(2) 「ITに強い」という表現の限界

IT企業が弁護士を探す際には、「ITに強い」「企業法務に対応」といった説明を目にすることが少なくありません。しかし、その内容は一様ではありません。契約書の作成やレビューを中心に扱う弁護士もいれば、利用規約、個人情報、知的財産、システム開発紛争、労務問題などに重点を置く弁護士もいます。

そのため、依頼者としては、少なくとも次の点を確認する必要があります。

・どの分野を主として扱っているか

・平時の予防法務に強いか

・紛争やトラブル対応に強いか

・契約書だけでなく、運用面まで踏み込んだ助言が可能か

このように、「ITに強い」という表示だけでは、自社に合う支援が受けられるかを判断しにくいことが、弁護士選びを難しくしています。

(3)契約書にとどまらない相談対象

IT企業の法務課題は、契約書の確認だけで完結しないことが少なくありません。利用規約、プライバシーポリシー、申込画面、営業資料、提案内容、顧客対応、委託先との役割分担、障害発生時の説明なども、法的な検討の対象になります。

特に、IT企業では次のような事情が重なりやすいです。

・サービス内容や提供方法が変わりやすいこと

・契約条件だけでなく、実際の業務運用が法的評価に影響しやすいこと

・顧客への説明の仕方が紛争予防に影響しやすいこと

・個人情報やデータの管理が日常業務に組み込まれていること

そのため、条項の文言だけでなく、事業運営全体を見ながら助言できるかどうかが重要になります。

(4)事業理解の必要性

IT企業のサービスは、名称だけでは内容が分かりにくい場合があります。何を提供し、どのような契約関係で収益を得ており、どこで問題が生じやすいのかによって、注意すべき論点は変わります。また、同じ会社でも複数のサービスを並行して展開していることがあります。

このため、弁護士には、少なくとも次の点を把握する力が求められます。

・どのような契約関係で事業が成り立っているか

・顧客との間でどこが問題になりやすいか

・実際の運用が契約内容と整合しているか

・どの論点を優先して整備すべきか

事業理解が不十分だと、相談のたびに説明負担が大きくなり、助言も抽象的になりやすいです。

(5)事業内容による支援ニーズの違い

実際に重視すべき法務課題は各社で同じではありません。例えば、契約条件の整理が中心となる会社もあれば、規約運用、顧客対応、個人情報管理、障害対応、委託先管理などが重要になる会社もあります。したがって、弁護士選びにおいても、「IT分野を扱っているか」という抽象的な基準だけで足りるものではなく、自社の事業内容に近い論点を理解しているかという観点が重要です。

以下では、IT企業の事業内容をいくつかの類型に分けた上で、それぞれどのような点で弁護士選びが難しくなるのかを見ていきます。

開発型のIT企業で弁護士選びが難しい理由 

開発型のIT企業では、契約書の確認だけで法務対応が完結しないことが少なくありません。システム開発、アプリ制作、Web制作、受託開発などでは、契約締結時の条項だけでなく、要件定義、仕様変更、検収、納期管理といった案件の進行そのものが法的な問題と結び付きやすいためです。そのため、弁護士を選ぶ際には、一般的な企業法務への対応力だけでなく、開発案件の特有の論点を理解しているかが重要になります。

(1) 仕様変更・検収をめぐる論点

開発型のIT企業では、当初の業務範囲、追加対応の要否、納期変更、検収の可否などが争点になりやすいです。特に、要件定義が十分に固まらないまま案件が進んだり、開発途中で仕様変更が生じたりすることは珍しくありません。そのため、一般的な契約実務の知識だけでは足りず、開発の進み方を踏まえた判断が必要です。

(2) 案件資料全体の検討の必要性

開発案件では、契約書のほか、提案書、見積書、要件定義書、議事録、メールなども重要です。実際の紛争では、正式契約の文言だけでなく、当事者がどのような認識で案件を進めていたかが問題になることが多いためです。したがって、契約書と見積書・仕様書との整合や、開発途中のやり取りの意味まで踏まえて助言できることが重要です。

(3) 開発実務への理解

開発型のIT企業では、仕様の確定方法、変更管理、検収手続、顧客との連絡方法など、現場運用と法務対応が密接に結び付いています。契約書レビューの経験だけでなく、案件の進み方やトラブルの生じ方を理解し、平時の運用を含めて助言できる弁護士かどうかが、選定上の重要なポイントになります

相談タイミング

開発型のIT企業では、契約締結前だけでなく、要件定義が固まりきらないまま案件が進んでいる場合、仕様変更が繰り返されている場合、検収や追加費用をめぐる認識のずれが見え始めた場合にも、早めに相談しておくことが有益です。

問題が表面化してからではなく、案件の進め方に不安が生じた段階で確認しておくことで、後の紛争予防につながります。

■よくある相談場面

・追加対応について別料金を請求できるか確認したい

・検収未了のまま納品後対応が続いており、整理したい

・契約書だけでなく、見積書や議事録も含めて法的整理をしたい

【リーガルブレスD法律事務所の特徴】

リーガルブレスD法律事務所では、システム開発と報酬請求、アプリ制作の途中終了と報酬請求、Web制作の納期遅延と報酬請求など、開発案件に関する取扱事例・解決実績があります。開発案件では、仕様変更、追加費用、納期、検収、契約書以外の資料の扱いが重要になりやすいところ、当事務所はそのような論点を含む案件に対応してきました。

開発案件について実務に即した助言を求める場合には、当事務所もご相談先としてご検討ください。

役務提供型のIT企業で弁護士選びが難しい理由

役務提供型のIT企業では、契約書の文言を整えるだけでは十分とはいえない場面が少なくありません。SES、運用保守、常駐支援、ヘルプデスク、各種BPOなどでは、実際にどのような体制で業務を行っているかが、法的な評価に影響しやすいためです。そのため、弁護士を選ぶ際にも、一般的な業務委託契約の理解だけでなく、役務提供の現場で起こりやすい問題を踏まえて助言できるかが重要になります。

(1) 契約上の整理と実際の運用のずれ

役務提供型のIT企業では、契約書上は準委任や業務委託として整理されていても、現場では発注側から細かな指示が行われたり、常駐先で業務の進め方が決まったりすることがあります。特に、誰が具体的に指示を出しているか、勤怠や作業管理を誰が行っているか、現場での指揮命令の流れがどうなっているかといった点は重要です。契約書の表現だけでは足りないことがあります。

(2) 実態を踏まえた検討の必要性

役務提供型のIT企業では、形式上の契約名よりも、実際の業務運用が問題になることがあります。再委託の可否、常駐先での指示系統、作業範囲の変更、成果物の有無、責任の所在などは、契約書だけでは整理しきれないことがあります。そのため、契約類型と現場運用との整合、指揮命令や責任分界の実態、多重の委託構造なども踏まえて助言できることが重要です。

(3) 日常的な相談対応の重要性

役務提供型のIT企業では、案件ごとに契約条件や現場体制が異なり、日常的に判断が必要になる場面があります。顧客からの追加依頼への対応、常駐先での指示内容、契約更新時の条件調整などは、紛争になる前に整理しておくことが重要です。役務提供型のIT企業においては、契約書の表現を整えるだけでなく、契約と実態の両方を見ながら継続的に助言できる弁護士かどうかが、選定上の重要なポイントになります。

■相談タイミング

役務提供型のIT企業では、契約締結時だけでなく、顧客からの指示が増えてきた場合、常駐先での運用が契約上の整理とずれてきた場合、契約更新や条件変更を予定している場合にも相談しておくことが有益です。

実態と契約とのずれは、時間が経つほど修正しにくくなるため、違和感が生じた段階で確認することが重要です。

■よくある相談場面

SES契約であるはずなのに、現場で細かな指示を受けており整理したい

・再委託や多重委託の構造を見直したい

・契約更新前に、責任分界や運用体制を確認したい

【リーガルブレスD法律事務所の特徴】

リーガルブレスD法律事務所では、準委任契約、SES契約、偽装請負、再委託、多重委託構造など、役務提供型のIT企業で問題となりやすい論点について、日常的に助言や法務支援を行っています。

役務提供型の取引では、契約書の文言だけでなく、現場の指揮命令、責任分界、実際の運用体制まで踏まえた検討が欠かせません。契約と実態の両方を見ながら継続的に相談したい場合には、当事務所にご相談ください。

継続提供型のIT企業で弁護士選びが難しい理由 

継続提供型のIT企業では、契約書を一度整えれば足りるというものではありません。SaaS、クラウドサービス、サブスク型サービス、会員制オンラインサービスなどでは、サービスを継続的に提供すること自体が事業の中心であり、その運営のあり方が法務上の問題と密接に結び付きます。そのため、弁護士を選ぶ際にも、単発の契約審査に対応できるかだけでなく、継続運営に伴って生じる論点を理解しているかが重要になります。

(1) 利用規約・申込フローの設計

継続提供型のIT企業では、個別契約書よりも、利用規約、申込条件、料金体系、更新・解約の仕組みなどが重要になることが少なくありません。特に、不特定又は多数の利用者に同一条件でサービスを提供する場合には、申込みから利用開始までの流れ、料金や解約条件、利用停止や規約変更の方法などを実際の運用に合わせて整理しておく必要があります。

(2) 障害対応・データ管理をめぐる論点

継続提供型のサービスでは、サービス停止、障害発生、機能変更、サポート範囲、データの保存・削除など、継続的な提供を前提とするからこそ生じる論点があります。特に、障害時の通知や説明、復旧対応と責任制限との関係、解約後のデータの扱い、外部委託先やクラウド基盤利用との関係などは、規約上の整理だけでなく、運用との整合も重要です。

(3) 契約と運用の整合性

継続提供型のIT企業では、法務対応が日常的な運営と切り離せません。規約上の条件だけでなく、営業資料、FAQ、申込画面、サポート案内などの記載が整合しているかも重要です。継続提供型のIT企業においては、規約作成の経験だけでなく、サービス運営の特徴を理解し、契約と運用の両面から助言できる弁護士かどうかが、選定上の重要なポイントになります。

■相談タイミング

継続提供型のIT企業では、サービス開始時だけでなく、利用規約の改定を検討している場合、新機能の追加や料金変更を予定している場合、運用開始後の変更が利用者対応に直結するため、実施前の確認が重要です。

また、障害対応や解約後のデータ管理に不安がある場合にも、事前に相談しておくことが有益です。

■よくある相談場面

・利用規約を改定したいが、既存利用者への適用方法を確認したい

・障害発生時の説明や責任制限の整理をしたい

・解約後のデータ削除や返還の運用を見直したい

【リーガルブレスD法律事務所の特徴】

リーガルブレスD法律事務所では、利用規約作成、SLA設計、クラウド・ライセンス契約対応など、継続提供型のIT企業に関する法務に継続して取り組んでいます。

継続提供型の事業では、利用規約だけでなく、申込フロー、障害対応、解約時対応、データ管理、顧客向け説明との整合まで見ておく必要があります。継続運営を見据えた法務支援を求める場合には、当事務所を選択肢の一つとしてご検討ください。

支援型のIT企業で弁護士選びが難しい理由 

支援型のIT企業では、成果物そのものを納品するのではなく、顧客の業務改善、集客支援、運用改善などを目的としてサービスを提供することが少なくありません。マーケティング支援、広告運用代行、SEO支援、DXコンサルティング、AI活用支援などが典型です。このような業態では、契約書の整備だけで足りるとは限らず、提案内容や説明方法、業務範囲の切り分けまで含めた検討が必要になります。そのため、弁護士選びにおいても、支援型ビジネスの特性を理解しているかが重要です。

(1) 成果・業務範囲の曖昧さ

支援型のIT企業では、「成果を上げる支援」「業務を改善する支援」といった形でサービスが表現されることが多く、契約上の義務と顧客の期待がずれやすい傾向があります。どこまでを業務範囲とするのか、どのような成果を保証するのか、顧客側の協力義務や追加対応の条件をどう整理するのかを明確にしておく必要があります。

(2) 提案内容・説明方法の重要性

支援型のIT企業では、契約書そのもの以上に、提案書、営業資料、説明時の発言などが重要になることがあります。顧客は事前の提案内容や期待される効果を前提に依頼を決めることが多いためです。そのため、契約書では成果保証を否定していても、営業段階の説明との間にずれがあると、後に紛争やクレームの原因になることがあります。契約書と提案内容との整合、効果説明の適切さ、前提条件の明示が重要です。

(3) 継続的な助言体制の必要性

支援型のIT企業では、案件ごとに条件が異なり、追加依頼や仕様変更、成果に関する不満などが生じることがあります。そのため、契約書レビューだけでなく、案件進行中の相談にも対応しやすいことが重要です。支援型のIT企業においては、契約と営業実務の両方を踏まえて継続的に助言できる弁護士かどうかが、選定上の重要なポイントになります。

■相談タイミング

支援型のIT企業では、契約締結時だけでなく、提案資料や営業資料を対外使用する前、業務範囲や成果イメージについて顧客との認識にずれが生じ始めた段階、追加対応や条件変更が発生した段階で相談しておくことが有益です。

期待値のずれは早い段階で整理するほど、後の紛争予防につながります。

■よくある相談場面

・提案書の表現が成果保証と受け取られないか確認したい

・顧客との間で業務範囲の認識がずれてきており整理したい

・追加依頼や条件変更をどのように契約へ反映すべきか相談したい

【リーガルブレスD法律事務所の特徴】

リーガルブレスD法律事務所では、広告代理店との取引、広告主向け契約書の作成・チェック、取引条件改定、広告表示や申込み画面に関する助言など、支援型ビジネスに関連する法務対応を行ってきました。

支援型の事業では、契約条件だけでなく、提案内容、説明方法、期待値の調整が紛争予防に直結します。契約書と営業実務の両方を踏まえて整理したい場合には、当事務所がお役に立てます。

プラットフォーム型のIT企業で弁護士選びが難しい理由

プラットフォーム型のIT企業では、自社が直接商品やサービスを提供するだけでなく、利用者同士の取引や投稿の場を運営することが少なくありません。マッチングサービス、ECモール、投稿サービス、コミュニティ運営などが典型です。このような業態では、利用者間トラブルへの対応、規約運用、アカウント措置、権利侵害申告への対応など、日常的な運営判断が法務と密接に結び付きます。そのため、弁護士選びにおいても、契約書の確認だけでなく、運営実務まで踏まえて助言できるかが重要です。

(1) 利用者間トラブルへの対応範囲

プラットフォーム型のIT企業では、問題の発端が利用者同士のやり取りにあることがあります。この点、利用者間での解決に任せればよいと思われるかもしれません。しかし、場を提供し、ルールを設け、通報や申告を受ける立場にある以上、事業者として介入の要否や措置の基準を整理しておく必要があります。利用者間トラブルへの関与の範囲、投稿削除や掲載停止の判断基準、アカウント停止や退会措置の要件などは重要です。

(2) 規約と運用ルールの整合

プラットフォーム型のIT企業では、利用規約が重要であることはもちろんですが、それだけでは十分ではありません。通報受付の流れ、削除基準、本人確認の運用、問い合わせ対応など、日々の運営ルールが法的リスクに直結します。そのため、規約と日常運用との整合、利用者への説明方法、問題発生時の記録化なども踏まえて助言できることが重要です。

(3) 横断的な法的理解の必要性

プラットフォーム型のIT企業では、権利侵害、利用者対応、消費者対応、広告表示、個人情報、不正利用対策など、複数の論点が重なりやすいです。そのため、規約作成だけでなく、平時の運営設計と有事対応の両方を見ながら助言できる弁護士かどうかが、選定上の重要なポイントになります。

■相談タイミング

プラットフォーム型のIT企業では、サービス開始前だけでなく、通報対応が増えてきた場合、投稿削除やアカウント停止の判断に迷う場面が生じている場合、規約変更や運営ルールの見直しを予定している場合にも相談しておくことが有益です。

運営判断の基準は、問題発生後よりも平時に整備しておく方が有効です。

■よくある相談場面

・投稿削除やアカウント停止の基準を明確にしたい

・利用者間トラブルにどこまで関与すべきか整理したい

・通報対応や本人確認の運用ルールを見直したい

【リーガルブレスD法律事務所の特徴】

リーガルブレスD法律事務所では、プラットフォームサービス構築・運用への法務対応、利用規約違反時の制裁設計、投稿削除基準の整理、口コミ・投稿サイトの削除ガイドライン作成など、プラットフォーム型ビジネスに関する情報発信と実務対応を行っています。

プラットフォーム型の事業では、規約整備にとどまらず、削除基準、アカウント措置、通報対応などの運営ルールが重要です。運営実務まで含めて相談したい場合には、当事務所をご検討ください。

データ・AI活用型のIT企業で弁護士選びが難しい理由 

データ・AI活用型のIT企業では、契約書の確認だけで十分とはいえない場面が少なくありません。AIサービス、データ分析支援、学習データ活用事業、情報処理支援、自動化サービスなどでは、データの取得、利用、加工、保存、再利用、外部提供といった複数の場面に法的論点が関係するためです。また、個人情報、著作権、営業秘密、利用規約、顧客説明など、複数の分野を横断して検討する必要があります。そのため、弁護士選びにおいても、一般的なIT法務だけでなく、データやAIの利用に伴う実務上の論点を理解しているかが重要です。

(1) 複数の法的論点の交錯

データ・AI活用型のIT企業では、一つのサービスの中に複数の法的論点が含まれることがあります。例えば、どのようなデータを取得・利用するのか、利用目的や再利用の範囲をどう整理するのか、顧客から受け取るデータの権利関係をどう確認するのか、出力結果の取扱いをどう定めるのかといった点は重要です。単一の法律分野だけでは対応しにくいことがあります。

(2) 利用ルール・説明設計の重要性

データ・AI活用型のIT企業では、契約書を整えるだけでは足りないことがあります。利用規約、プライバシーポリシー、顧客向け説明資料、社内利用ルール、入力禁止事項、出力結果の利用条件なども重要です。契約条件と顧客向け説明との整合、データ利用の範囲、入力情報や出力結果の取扱いを実際の運用に合わせて整理できることが重要です。

(3) 実務に即した継続的助言の必要性

データ・AI活用型のIT企業では、新しい機能やサービスが短いサイクルで追加されることがあります。そのため、一般論としての法的説明だけでなく、実際のサービス内容、顧客への見せ方、データの流れ、社内運用に即して検討できるかが重要です。データ・AI活用型のIT企業においては、法的論点が複数分野にまたがり、しかも運用と密接に結び付いているため、継続的に助言できる弁護士かどうかが、選定上の重要なポイントになります。

■相談タイミング

データ・AI活用型のIT企業では、サービス提供開始時だけでなく、新しい機能を追加する場合、外部AIサービスや外部データとの連携を広げる場合、顧客向け説明や利用条件を変更する場合にも相談しておくことが有益です。

データの流れや利用条件は、サービス変更のたびに法的評価へ影響し得るため、事前確認が重要です。

■よくある相談場面

・学習データや入力データの利用範囲を整理したい

・生成AIの出力結果の利用条件をどう定めるべきか確認したい

・新機能追加に伴い、利用規約や顧客向け説明を見直したい 

【リーガルブレスD法律事務所の特徴】

リーガルブレスD法律事務所では、生成AIの商用利用と著作権、AI生成コードの利用、データ提供契約、個人情報を含む利用者情報の取扱いなど、データ・AI活用型ビジネスに関する論点について継続的に情報発信と助言を行っています。

データ・AI活用型の事業では、契約書だけでなく、利用ルール、顧客説明、社内運用、新機能追加時の整理まで視野に入れる必要があります。新しいサービス展開も含めて継続的に相談したい場合には、当事務所を相談先としてご活用ください。

IT企業はどのような基準で弁護士を選ぶべきか 

IT企業が弁護士を選ぶ際には、「ITに強い」「企業法務に対応している」といった抽象的な説明だけで判断するのでは足りません。重要なのは、自社の事業内容や相談したい論点に照らして、実際に必要な支援を受けられるかという点です。特に、契約書の確認だけを求めるのか、規約、運用、顧客対応、個人情報、トラブル対応まで含めて相談したいのかによって、適した弁護士は変わります。

確認すべき主なポイントは、次のとおりです。

・自社の事業内容に近い案件を扱っているか

・契約書だけでなく、運用面も踏まえて助言できるか

・平時の予防法務と、トラブル時の対応の双方に対応できるか

・相談したい内容に対して、説明が具体的で分かりやすいか

・継続的に相談しやすい体制があるか

 

IT企業法務では、契約、規約、個人情報、業務運用、顧客対応などが相互に関係することが少なくありません。そのため、形式的に「IT分野を扱っているか」だけで判断するのではなく、自社にとって何が問題になりやすいのかを整理した上で、その論点に適した弁護士を選ぶことが重要です。

リーガルブレスD法律事務所のご案内 

リーガルブレスD法律事務所は、IT企業法務に継続して取り組んでおり、開発案件、SES・準委任契約、利用規約、プラットフォーム運営、データ・AI活用など、IT業界で問題となりやすい論点について、情報発信と法務支援を行っています。契約書の作成・レビューにとどまらず、運用実態、顧客対応、規約設計、説明資料との整合まで視野に入れて助言している点が特徴です。

ご相談に当たっては、課題の内容やご希望に応じて、主に次のような形でご利用いただけます。

課題の整理や優先順位付けをしたい場合

法律相談サービス

特定の案件や規約・契約書の確認だけを依頼したい場合

スポットサービス

日常的に継続して相談できる体制を整えたい場合

法律顧問サービス

 

自社にとって、どの形が適しているか分からない場合でも問題ありません。ご事情やご希望をお伺いした上で、適したサービスをご案内しますので、IT企業の事業内容に即した相談先を探している場合には、当事務所も選択肢の一つとしてご検討ください。

(1) 法律相談サービス

まずは自社の課題を整理し、何を優先して対応すべきかを確認したい場合には、法律相談サービスが適しています。

なお、リーガルブレスD法律事務所では、これまでにお取引のない事業者様からのご相談を積極的に受け入れています。早めのご相談であればあるほど、ダメージの少ない解決策をご提案することが可能です。

 

ご相談内容例

・自社の事業内容に合った弁護士の使い方や相談の進め方を整理したい

・契約書、利用規約、提案資料、運用方法のうち、どこに法的な問題があるのか確認したい

・トラブルが起こる前の段階で、どのような点を優先して整備すべきか相談したい

サポート内容例

・事業内容、契約形態、顧客対応の流れを踏まえ、どのような法務対応を優先すべきかを提案します

・契約書、利用規約、提案資料、申込画面、運用フローなどを前提に、法的リスクが生じやすい箇所を整理してアドバイスします

・紛争予防の観点から、見直すべき条項、説明方法、記録化の方法、社内運用の整備方針を提案します

相談者が得られるメリット

・自社にとって優先して対応すべき法務課題を整理しやすくなります

・契約書だけでなく、規約、顧客対応、営業資料、日常運用まで含めて見直すべき点が明確になります

・トラブルが大きくなる前に、対応の優先順位を決めやすくなります

・今後どのような場面で弁護士に相談・依頼すべきかを判断しやすくなります

・自社の事業内容に即した法務対応の進め方を具体的に検討しやすくなります

弁護士費用

190分以内で15,000円(税別)

実施方法

①ご予約(お問い合わせフォーム又はお電話にて日程調整)

②事前準備(関係資料を共有いただきます)

③相談実施(オンライン又は対面)

④解決策提示(リスク診断、交渉方針などを具体的にご提示)

⑤アフターフォロー(ご希望内容に応じて別途契約の上、交渉代理や訴訟対応、継続支援へ移行)

お問い合わせはこちら

(2) スポットサービス(法律相談以外のサービス)

特定の契約書、利用規約、申込画面、個別案件などについて、必要な範囲で依頼したい場合には、スポットサービスをご利用いただけます。

リーガルブレスD法律事務所では、法律相談サービス以外にも、例えば次のようなサービスをご提供しています。

・契約書、利用規約、プライバシーポリシーの作成、レビュー

・申込画面、営業資料、提案資料、広告表示の法的チェック

・システム開発、SES、準委任契約などに関する個別相談

SaaS、クラウドサービス、プラットフォーム運営に関する規約、運用相談

・顧客トラブル、障害対応、報酬請求、契約終了時対応に関する助言

・データ活用、生成AI利用、個人情報取扱いに関する法的整理

いずれについても簡単にお話をお伺いした上で、お見積書をご提示します。

お見積書の作成は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

(3) 法律顧問サービス(顧問弁護士サービス)のご案内

継続的に相談できる体制を整え、日常的な法務判断やトラブル予防につなげたい場合には、法律顧問プランが適しています。特にIT企業では、契約書の確認だけでなく、仕様変更、顧客対応、規約運用、障害対応、委託先管理など、日常的に法的判断が必要になる場面が少なくありません。

問題が起きてから弁護士に相談するのではなく、平時から継続的に相談できる体制を整えておくことが、紛争予防と対応の迅速化につながります。

ご依頼内容例

・契約書、利用規約、申込画面、営業資料などを継続的に確認してほしい

・日常的に生じる顧客対応、仕様変更、障害対応、委託先対応について随時相談したい

・トラブル予防のために、自社の業態に合った法務体制を継続的に整備したい

サポート内容例

・契約書、利用規約、申込画面、提案資料等の内容を継続的に確認し、事業内容に即した修正方針を提案します

・顧客対応、仕様変更、障害発生時の説明、委託先との役割分担などについて、個別事情を踏まえてアドバイスします

・事業の実情に応じて、優先的に整備すべき条項、運用フロー、社内ルール、記録化の方法を提案します

依頼者が得られるメリット

・問題が大きくなる前に、日常的に法的リスクを確認しやすくなります

・契約書だけでなく、規約、運用、顧客対応まで含めた継続的な助言を受けやすくなります

・トラブル発生時にも、事情を把握している弁護士に早期に相談しやすくなります

・自社の業態や取引実態に合った法務体制を整えやすくなります

・必要な場面ごとに、スポット対応ではなく一貫した方針で法務対応を進めやすくなります

実施方法

①お問い合わせ後、オンライン面談(30分程度、無料)を実施し、ご要望事項の聞き取りやプランの説明を行います

②ご提案書(見積書)の提示

③顧問契約の締結

④窓口の開設(専用メール、チャットの提供)

⑤サービス開始

・日常的な対応(契約書レビュー、相談に即応(即日~数日以内対応可))

・ミーティング(必要に応じて経営課題、法務リスクを総点検)

・追加支援(必要に応じて交渉代理、訴訟対応、研修実施などを提供)

 

お問い合わせ

下記のフォームを入力してください。

 

20264月執筆>

※本記事は執筆時点における一般的な見解を示すものであり、個別案件への適用は事案により異なります。

ご相談のご予約はこちらから
06-4708-7988
営業時間:平日9:15〜18:00(土日応相談)
ご相談のご予約は
こちらから
06-4708-7988
営業時間:平日9:15〜18:00(土日応相談)