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利用規約の違反者に対して損害賠償請求をする場合の注意点とは
利用規約の違反者に対して損害賠償請求をする場合の注意点とは 【ご相談内容】 当社がWEB上で展開しているサービスに対し、言いがかりとしか思えないクレームを頻繁に行ってくるユーザがいます。 当社は、このユーザ対応に相当な作業工数を取られているところ、あまりに執拗かつ理不尽な要求が多いことから、当社利用規約に定める禁止事項(営業妨害)であると判断し、違約金の請求を行おうと考えています。 当該ユーザは利用規約に同意している以上、違約金請求に何ら支障はないと考えているのですが、何か注意するべき事項があれば教えてください。 【回答】 利用規約に違約金条項を整備し、その利用規約についてユーザよ… 2023.03.13 続きを見る »
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契約書を締結未了の相手とトラブルになった場合、損害賠償等の請求は可能か
契約書を締結未了の相手とトラブルになった場合、損害賠償等の請求は可能か 【ご相談内容】 当社はシステム開発会社です。 ユーザよりシステム開発に関する問い合わせを受け、商談を進めていたところ、ユーザの希望納期がかなり切迫するものであったため、契約書の取り交わしを行うことなく、先行して作業を開始しました。 ところが、後日ユーザが、「システム開発の必要性が無くなった」と通知し、一方的に商談を中止させました。 当社としては、先行作業分に関する報酬だけでも支払ってもらいたいのですが、ユーザは正式な契約を締結していない以上、支払う必要はないとして対応してくれません。 やはり契約書を締結していな… 2023.03.06 続きを見る »
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業務委託契約書における損害賠償条項に関する注意点とは
業務委託契約書における損害賠償条項に関する注意点とは 業務委託契約書に記載された「損害賠償条項」、その内容を本当に把握できていますか? 取引先から提示された契約書に対し、「細かい内容までは確認していない」、「他社も使っている雛形だから大丈夫だろう」と思っているかもしれません。しかし、この損害賠償条項ひとつで、万が一の際に数百万円、数千万円単位の責任を負うリスクがあります。 本記事では、実際に起こりうる業務委託契約上のトラブル事例を踏まえ、損害賠償条項の注意点を解説しています。 なお、契約内容の妥当性やリスクの所在は、実際の事業内容や交渉の状況によって大きく異なります。ひとつの文言の違い… 2022.12.05 続きを見る »
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特定商取引法に違反した場合の制裁・罰則とは?
特定商取引法に違反した場合の制裁・罰則とは? 【ご相談内容】 特定商取引法に違反したことを理由に刑事罰を受けたとニュースで実名報道され、あるいは業務停止命令が出されたことがSNS等で拡散され深刻な風評被害が発生するという事象を見かけます。 当社も特定商取引法の適用を受ける事業を行っているのですが、どういった場合に制裁や罰則を受けるのでしょうか。 【回答】 特定商取引法とは、その「取引類型」に着目して一定のルールを定めている法律となります。本記事執筆時点では、次の7類型が定められています(なお、取引類型として整理されているわけではありませんが、ネガティブ・オプション=送り付け商法につい… 2022.11.14 続きを見る »
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契約書に定める「損害賠償条項」の考え方・チェックポイントを解説
契約書に定める「損害賠償条項」の考え方・チェックポイントを解説 【ご相談内容】 契約書のチェック業務を行っている際、損害賠償に関する条項が定められていなかったことから、条項を加筆修正しました。そうしたところ、取引先との交渉窓口になっている担当者より、「損害賠償は法律上定められている制度なのだから、あえて契約書に定める必要が無いのでは?」という指摘を受けました。 言われてみればその通りのような気がします。 損害賠償条項についてはどのように考えればよいのでしょうか。 【回答】 たしかに、損害賠償は法律上の制度として複数存在することから、契約書に定めていないから損害賠償請求ができなくなる… 2022.10.31 続きを見る »
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利用規約をコピペすることは違法?コピペによる法的リスクを弁護士が解説
利用規約をコピペすることは違法?コピペによる法的リスクを弁護士が解説 【ご相談内容】 当社が展開しているWEBサービスについてリニューアルを予定しています。 このリニューアルついでに利用規約の見直しを行おうと考えているのですが、同業他社の利用規約をコピペして対応しようと考えています。 やはりコピペすることは法律上問題となるのでしょうか。 【回答】 利用規約が著作物に該当する場合、法的には著作権侵害の問題が生じることになります。 ただ、後述する通り、利用規約の著作物該当性は限定的であるため、コピペしたから直ちに著作権侵害が成立するとまでシビアに考える必要はないと思われます。 その… 2022.09.12 続きを見る »
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利用規約違反の対応方法とは?制裁に際してのポイントを弁護士が解説
利用規約違反の対応方法とは?制裁に際してのポイントを弁護士が解説 【ご相談内容】 当社は、スマートフォン向けのアプリケーション開発及び提供を行っています。 アプリケーションの利用者が増加するに伴い、本来予定されていない態様にてアプリケーションを利用するユーザや、当社のみならず他の利用者に迷惑をかけるユーザなどが出現し、頭を悩ましています。 このようなユーザに対処するべく、何らかの制裁処分を実行しようと考えているのですが、どのような点に注意すればよいでしょうか。 【回答】 ユーザに対して制裁処分を科す場合、何らかの根拠が必要となります。 アプリケーションの場合、その利用に関して利用… 2022.08.29 続きを見る »