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契約書の重要性

 契約書の重要性は色々なところで掲載されていますので、おそらくは、本WEBを読まれている方は、その重要性を認識されているかと思います。
 あえて申し上げるとすれば、「言った言わない論争」を避ける証拠として絶対的な価値を有すること、これが契約書の本質であり重要性あると考えます。

 

 つまり、お互いの約束事項を書面という紙媒体に表現し、当該媒体に署名押印することで、後日蒸し返されないようにするという重要な役割を担っていると言えば分かりやすいかもしれません。

 

 ところで、IT企業の場合、ほとんどのやり取りが電子メールに代表される「データ」で行われます。
 そこで、「あえて契約書にしなくても、こういったデータの蓄積があるのだから、このデータそれ自体が契約書の役割をしている」と言われるIT企業の社長様もいらっしゃいます。
 これについては、正しい側面があるのも事実です。

 

 ただ、現在技術上、データは加工しやすい=偽造・変造がされやすいという性質があるため、契約書という書面よりは、どうしても証拠価値は落ちてしまいます。
 また、やり取りのデータですので、紛争を想定した言い回しになっていないことが多く、いざという時に如何様にも解釈ができるため、紛争解決規範としては役に立たないこということもあります。

 

 もちろん、口頭のやり取りで裏付けが取れないものよりは、データがある方が絶対的に優位です。
 しかしながら、契約書という「書面」までの優位性は持ち合わせていないこと、この点は留意するべき事項ではないかと思いますし、リスクヘッジを重視するのであれば、契約書の締結は必須の作業になってくると考えます。



※上記記載事項はあくまでも当職の個人的見解に過ぎず、内容の保証までは致しかねますのでご注意下さい。

 

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